実験室-Danger-では大変危険な実験をしています。
このサイトの記事をまねして行った、制作、実験により起きた事故については一切責任を負いません。
きちんと危険性を理解して実行し、友達等に簡単に貸し出さないようにしてください。

2009年1月25日日曜日

お久しぶりでスタンガン

えー、
長い間ブログをほったらかしにしたことに深くお詫び申し上げます。
忘れてたんじゃないですよ更新しないとなーしないとなーとかいっときながら年を越してしまいました。
あれからいろいろありました新しいフリスク工作の件もやってましたが、途中停滞、
ラジオの改造もやりましたが、こんなもの改造してどうすんだよと言う事でUP断念。
と言うかフリスクの件マイコンに書き込めんしと言うか何でつながらんのだ、回りの回路崩せ?めんどいわ!ブツブツブツブツ・・・

・・・・・・(汗
とりあえず、いろいろあったわけで。
今回の研究発表(?)はじめます!

今回は、スタンガンの修復をしました。
その前に使い捨てカメラの分解をします。
使い捨てカメラは、高電圧のコンデンサや、交流発生回路(300V)、1本100円というキセノン管・・・・危険な実験にはもってこいの部品がたくさんです。
とりあえず、今回は交流発生回路が狙いです。
スタンガンのメインのコックロフト・ウォルトン回路は、交流の昇圧しか出来ないからです。


それでは、roboの使い捨てカメラ分解講座、はじまり、はじまり~

まずは使い捨てカメラを用意してください。
私の場合はカメラ屋が近くにあるので、そこにいって
「使い捨てカメラを使い終わったものでいいので安く譲っていただけませんかね?」
っていったら、ただでくれました!ありがたやー
まあそんな事は田舎でしか出来ませんが。

では、用意できたら厚紙やシールのラベルをはがします。
ぺリペリーとやっちゃってください。

ここからが本番です。
まず、電池をのけます。
















電池をのけます。
そこのふたを開けます。
3つあります。
1つはフィルムの入ってるところです。
2つあけたら電池が取れるものもあれば、3つあける必要があるものもあります。

ここで取れる電池はとても珍しいものが取れます。
なんとそのラベルには

「組み込み機器専用電池」

とかかれています。
単四電池ですが、学校にもっていくと目立つ事間違い無しですよ!(ねぇよww


この時点ですでに奥に回路が見えているはずです。

次にフレームを外します。

この作業を始める前に、臆病に自信のある人は1ヶ月くらい放置しておいてください。(理由は後述します。)
まず、写真に記されたところの爪を外します。
















画質が悪くて矢印の原形がないですが、大体の感じを。
側面に2つずつ上面に1つ計5つあります。写真に示しているように赤い部分にニッパで切込みを入れます。
するとフレームが外れるはずなので、てこの原理をフル活用してあけてください。
また、このとき指をむやみに突っ込んだりしないでください。
うっかり中の回路に触ると感電しますよ。

















パカッとあけば成功です。嬉しいでしょうが、回路にはまだ触らないでください。

次にこの分解の一番の山場、
楽しめる人は楽しめる。
臆病な人は気がかりな作業です。

そう!コンデンサの放電です!

上の部分にフラッシュの反射板やら、キセノン管の入っている小さな箱がありますが、その横の端子をショートさせます。
上の部分で、黒く塗られている部分に4つの端子があります。
左の上下にある端子を接触させます。専門的にいうと、コンデンサの両端の端子です。

ペンのような先が金属製のもので接触させてください。
消して指などで触らないでください。

このとき、かなりの火花を拝む事が出来ます。
バチン!
という音と共に半径5cmくらいに火花が花火のように散ります。
この放電はぜひ、皆様の目でお確かめください。
文章では伝わらない迫力を体感できます。
え?写真撮るのがめんどくさかっただろうって?
そんな事ないよ(´・ω・`) 怖かったんだよ・・・・・
1回放電して、撮りなおしになったらいやなんじゃい!

臆病な人は1ヶ月放置しておく事で、コンデンサが自然放電されます。
もっと短くていいかもしれませんが、このくらいやっておけば十分です。
ですが、分解してからは他の人が感電しないようにすぐに放電しておきましょう。















上のスイッチや爪を外せば基盤が外れます。
お疲れ様でした。



では、やっと本題です。
スタンガンの修復。
ド〇クエの牧師が忙しそうなので、セルフで。
















小さく切ったフラッシュの回路から交流を取り出し、コックロフト・ウォルトン回路を通し、放電できる電圧にしています。電池ボックスも代えました。
回路をねじ止めにして、メンテナンスを簡単に出来るようにしました。

動作チェックをしているときにうっかり放電端子に触ってしまっていた事がありました。
肩の筋肉が、ボンと後ろに動きました。
ひっくり返りました。
神経に流れる信号は電気信号なので、体に高圧電流が流れると、筋肉が脳からの信号と勘違いしてしまうそうです。
びっくりして、体がビクンとなるのに似た感触です。

調子に乗ってスイッチ周りにステッカーを貼りました。















out swは外部スイッチです。
拡大するとわかりますが、他のユニットと接続できるようにしています。
遠隔操作とかできるようになったらいいなー

回路はうまく動きました。修復完了です。
これで終わりかと思われました。
しかし・・・

一つ心残りがありました。
どうしても一つだけ・・・

それは、

放電の間隔広すぎ!

秒間1.2発くらいでしょうか。
何が原因かと思い、元ネタのサイト(http://bebop-sis.hp.infoseek.co.jp/index.htm)さまに質問をさせていただきました。
すると、「滑らかに半田付けすると、エネルギーの浪費が少なくなる」という返答をいただきました。
また、他の人の質問の返答に、「1000pFの2kv耐圧のコンデンサーをつかった」という事も書いていました。















回路を作り直しました。
ラグ版からユニバーサル基盤にかえ、滑らかに半田付けをしました。
コンデンサーは前4700pFのものを使ったので、単純に考えると、5倍くらい放電の間隔が狭くなるはずです。実際に私のと、元のサイトの方のものには、5倍ほどの差があることが明らかになってました。
















メインのほうの回路もねじ止めにしました。
慎重な回路の目視確認・・・・
もう感電はいやです。
スイッチを押す緊張の瞬間


バチバチバチバチ・・


やりました!
おそろしく早くなりました!
この感動は作ったものにしかわかりません!
皆さんもぜひどうぞ!

次回は何をやりましょうか。
次の記事はきっとtenさんがやってくれるはずです。
皆さん!お楽しみに!